2017.03.21

ひろみらFES2016を開催しました

2017年3.月14日(火)、ひろみらFES2016を開催しました。
今回で4回目となるひろみらFESでは、新たに開講した「イノベーション・プロジェクト」、「ポートランド・グローカル・イノベーションセミナー」を目玉に、学生による活動報告、教員による研究報告をしました。



第1部は、3つの取り組みについて報告しました。

ひとつめは、「ちぃスタにおけるイノベーション・プロジェクト」の報告です。
「イノベーション・プロジェクト」とは、前年度までのPBL 型の授業などを通して主体性とイノベーションを起こすための基礎的な素養を身につけた学生が、連携自治体の地域課題・地域資源を中心に、それらの解決・価値化のための企画・工程・実践方法を学生自ら立案し、地域の人々とともに実践していくものです。地域イノベーションコースが目指す「地域イノベーション人材」養成の総仕上げとなる科目です。

今回、北広島町、広島市西区、廿日市市で15のプロジェクトが活動しました。
その中から代表して5プロジェクトが舞台に立ちました。また、その活動をサポートしていただいた方々にもお越しいただきました。

まずは、北広島町。
今年度、北広島町では4名2プロジェクトが活動。
その中から、都市部に大朝の魅力を伝えることを目的とした「リトル大朝」の活動について報告しました。
連携先からは、NPO法人 INE OASA理事長の堀田さんにお越しいただきました。




広島市西区では、17名7プロジェクトが活動。
西広島駅周辺にあるスイーツ店に着目し、マップづくりを目指した「己斐に恋するプロジェクト」、
JR西区3駅に着目し、横川、西広島、新井口の地域の皆さんの対話の場づくりをした「西区3駅から学ぶ会」の2つの活動について報告しました。
連携先からは、広島市西区市民部 地域起こし推進課の岡本さんにお越しいただきました。




廿日市市では、14名6プロジェクトが活動。
廿日市市の甘いものを通じて、廿日市市の魅力を伝えることを目的とした「はつかいちのあまかいち」、
農作物を通した趣味コミュニティ形成を目的とした「あさはらじるし」の2つの活動について報告しました。
連携先からは、広島県廿日市市浅原地区 地域支援員の横井さんにお越しいただきました。



学生からは、プロジェクト立ち上げのきっかけ、具体的な取り組み、工夫した点、地域の方々の反応、成果などを発表しました。

またサポートいただいた方々からは、学生へのアドバイスや学生によって新たに気づかされたこと、地域に小さな影響をもたらしたこと、地域の未来についてお話いただきました。

「この活動によって、人と人との関係づくりがまちづくりなんだということに気づきました。」といった学生の言葉、「この地域で活動した学生たちが卒業後にこのまちに戻ってきたとき、ワクワクしたまちになっていればと思います。」という地域の方のお言葉をきくことができました。



続いて、2016地域つながるプロジェクトの報告を行いました。
2月11日に行われた成果報告会で受賞した4つのプロジェクト、「豊平どんぐり村ハッピープロジェクト‘16」、「地域の小中高と世界をつなぐ多文化交流プロジェクト」、「うらぶくる?...うらぶくろうや!」、「LR2-little regional reporter」が代表して報告しました。

2回目の出番とあって、慣れた様子の学生たちの発表は、さらに工夫されており、パワーアップしていました。

「2016地域つながるプロジェクト成果報告」の様子はこちらをご覧ください。



第1部、最後の報告は、教員による研究活動として、地域課題の解決や地域活性化に関する研究「ひろみら研究領域」の2つの共同研究について報告しました。

商学部 川原教授より、「地域経済に関するイノベーション・インデックスの構築と検証」、人間環境学部 三浦教授より、「Community Engagementを活用した住民・民間事業者・行政の三者共創による都市戦略立案についての研究」について報告しました。

積み重ねてきた研究の成果はとても興味深く、会場をひきつけていました。



第2部は「トークセッション」。
テーマは「広島とポートランドをつなぐ-海外先行都市から学ぶ社会課題解決の手法-」です。

ゲストは、広島経済同友会代表幹事の森信秀樹さん。
森信さんは、ひろみらプロジェクト発足時より応援をしていただいており、2016年7月にポートランドへ視察に行かれました。その視察についてのお話を聞くことができました。

また、先月派遣した、「ポートランド・グローカル・イノベーションセミナー」に参加した10名の中から2名の学生が登壇し、セミナーで何を学び、どのようなことを広島に生かせるのか報告しました。

後半は、セミナーに参加した10名全員が舞台に上がり、会場を巻き込んでトークセッションを行いました。
3年生の10名は、現在、就職活動中。ポートランドに行って、いろいろな選択肢が増え悩みが多くなったようです。

森信さんから、今は「点」であるものが、いつかつながっていくので、大学生の間にいろいろなことを経験してほしいというアドバイスもいただきました。

それぞれの熱い想いがつながっていったトークセッションとなりました。

最後に、市川学長より全体のまとめとご挨拶をいただき、「ひろみらFES2016」を終えました。



会場を移した情報交換会では、「イノベーション・プロジェクト」「地域つながるプロジェクト」学生によるポスターセッションを行い、これまで活動してきたことを来場されたみなさんに説明しました。名刺交換をする姿もみられ、たくさんのつながりをつくっていました。

また、連携自治体である、広島県、広島市、西区、廿日市市、北広島町の5自治体のみなさんによる情報提供コーナーを設け、地域と学生、地域と教員、地域と地域のつながっていく光景もたくさんみられました。


この4月で5年目を迎える「イノベーション・ブリッジによるひろしま未来協創プロジェクト(ひろみらプロジェクト)」。
このプロジェクトのキーワードとなる「イノベーション」「ブリッジ」「広島の未来をつくる」が小さなカタチとなってあらわれてきました。イノベーションを起こし始めた学生たちが1年後に社会に飛び出し、もがきながらもやがて地域で活躍する姿が目に浮かびます。

最後になりましたが、ご来場いただきました皆さま、ご協力いただきました皆さま、ありがとうございました。心より感謝申し上げます。来年度もひろみらプロジェクトをよろしくお願いします。