2018.03.12

ひろみらFES 2017―ひろみらプロジェクトFINAL-を開催しました

2018年3月10日(土)、「ひろみらFES 2017―ひろみらプロジェクトFINAL-」を開催しました。
5回目となる「ひろみらFES」は、今回で最後を迎えました。
これまでひろみらプロジェクトに関わってきてくださった地域の方々や学生など約100名の皆さんが駆けつけてくださいました。

今回のテーマは、
大学と地域で育む協創社会-「イノベーション・ブリッジによるひろしま未来協創プロジェクト」は、地域に、大学に、何を生んだのか-

ひろみらプロジェクトの5年間の歩みを、3つの領域である「教育」「研究」「社会貢献」それぞれに関わってきてくださった地域の方々や教員により振り返り、会場の皆さんとともに、未来を考えました。



まず、オープニングでは、ひろみらプロジェクトのロゴやイラストなどの全体のイメージづくりを手掛けてくださった、IC4デザインのカミガキさんより、5年前共に歩みだしたころの想いを聞くことができました。

「若い人たちと一緒に仕事ができるワクワク感を感じながら、ロゴやイラストをつくりました」

5年間ひろみらプロジェクトはこれらのロゴやイラストと共に、ワクワクドキドキしながら様々なことに取り組んできたことをしみじみ実感しました。




続いて、「5年間のキセキを語るキーストーリーとフロアインタビュー」です。
3つの領域から「教育」について、本学教員の想いや地域の方々の想いをお話しいただきました。

地域イノベーションコースのカリキュラムを設計した矢田部教学センター長からは、学生にどういう学びを提供するか、いろいろ悩み、様々な苦労があったとのお話がありました。また、矢田部センター長としての満足度は60パーセントくらいで、もっといろいろなことをしたかったと想いを語っていただきました。そして、予想したこととは違って学生たちは自分たちで何か考えだす力を身につけるようになったとのお話もありました。

  

その後、ちぃスタ3地域でお世話になった地域の方々より想いを語っていただきました。

広島市西区市民部地域起こし推進課の岡本さんからは、
…学生たちのたくさんの自由な発想を元に地域の方で話をしてきましたが、なかなか芽が出ず、学生の提案が現実になることはありませんでした。しかし今年、地域の方が盛り上がり、市の補助金の申請をしました。街並みを飾り付け、イベントを企画し、これまで以上に学生と地域が一緒になって活動しようとしています。とてもいいきっかけになりました。

廿日市市環境産業部産業振興課の中村さんからは、
…5年が経つと、かなり深いところまで活動が及んできています。また地域資源も活用してもらって中山間地域をPRしてくれました。「宮島口から中山間地域につなぐ」。自分たちが思ってきたことと学生たちが思ってきたことがぴったり合いました。

北広島町地域起こし協力隊の鳥谷さんからは、
…修大生の時代からひろみらプロジェクトに関わってきました。大朝ってどんなところなんだろう、通うたびに地域の人たちと関わることが増えてきて、地域の人たちが好きになり、大朝に住んでみたいと思うようになりました。地域起こし協力隊として地域に暮らし、様々な活動をするの中で、「ときめき資本主義」という言葉に出会いました。「ときめき資本」をためていくことで次の仕事につながったり新しい交流が生まれたり、ますます地域に愛着を持つようになりました。 

学生や教員と深くかかわってきてくださった皆様とは、とても強いつながりができ、一緒に地域のことを考えてきました。これらの地域で学生たちは地域のことを真剣に考え、そして一生懸命取り組み、つながりをつくってきました。
  
  


続いて、3つの領域の「研究」について。

まずは、三浦ひろしま未来協創センター次長からは、ひろみらプロジェクトの中で様々な研究をした結果、新しいことをやる時にはできるだけ多くの人の意見、知恵を使ってしっかり話し合い、多くの人が納得できるものをつくらなくてはいけない、まちをつくるにはオープンにしなければいけないというお話がありました。

そして、ひろみらプロジェクトの研究の中心の一つでもある「ひろみらシンクタンク」を利用して、三浦センター次長と共にまちづくりに取り組んでいる、北広島町の方よりお話を頂きました。

北広島町役場建設課都市計画係の田辺さんからは、
…これまで経験がない都市政策の仕事が舞い込み、どうしようかと悩んでいたところ、以前からつながりがあった三浦先生のプロフィールに「都市計画」とあり、さらに調べていくうちに、地域課題の解決「ひろみらシンクタンク」をみつけたことが相談のきっかけとなりました。研究課題として取り組んでいくのが「ひろみらシンクタンク」です、という力強い言葉を聞き、ご協力をいただきました。




最後に、3つの領域の「社会貢献」について。
共に歩んでいただいた市町、そして経済界の方々からお言葉を頂きました。

廿日市市の真野市長からは、 
…地域と学生の学びになればという想いでスタートしました。学生の皆さんは真剣に活動し、地域の皆さんも学生に刺激を受け元気になったと聞いています。今日が新しい一歩となるように、地域の活性化、地域課題の解決に力を貸していただきたいと思います。

北広島町の箕野町長からは、
…一緒に地域の活性化を考えてくれていることが嬉しく、価値のある事だと思います。また、この研究が日本でトップクラスの研究になってくれたらと思います。地域に出ていくということは勇気のいることではなかったかと思いますが、大朝、芸北、豊平地域をフィールドに頑張っていただきました。地域の皆さんは、若い学生が来てくれて、元気をもらったと口々に言っており、自分達も何かしようというきっかけになったようです。

広島経済同友会元代表幹事、本学特別客員教授の森信さんからは、
…5年前、ひろみらプロジェクトのお話を頂いた時からずっと応援してきました。学生達には、自分の地域にどんな企業があるのか知ってもらいたい、皆さんの足元に皆さんを待っている企業がいっぱいあるということを知ってもらいたいと思い、修道大学と共に様々な取り組みをしてきました。


トップの皆様の温かく力強いお言葉をいただき、次のステージへと進んでいくひろみらプロジェクトはこれからも地域とつながり、前に進んでいかなければいけないと感じました。

  

前半が終わり、後半は来場者の皆さんとともに共有する場へと移っていきました。
お話を伺った様々な方の言葉から、心に残ったキーワードを拾っていただき、コメントボードを作成しました。

コメントボードには、「ひろしま」「未来」「協創」の3つの木があり、そこに葉っぱを咲かせていきました。

「ひろしま」の木には、
「愛着のある町作り」「地元愛」「地域を好きになる」「地域の自立」「まちをオープンにする」などなど。

「未来」の木には、
「ときめき資本主義」「継続」「持続」「主体的な行動」「若い力」「地域を動かす」「ワクワクする仕事」などなど。

「協創」の木には、
「つながり」「うねりを作る」「オープンガバナンス」「地域に出ていく勇気」「まずは相談」などなど。

中には、くしゃくしゃになった葉っぱに「失敗させてください!」というコメントもありました。
ポートランド・グローカルイノベーションセミナーで学んだ、失敗を許す文化、挑戦を楽しむ文化を表しているようでした。

  

 



クロージングでは山川ひろしま未来協創センター長より、次年度以降に続く「Nextひろみらプロジェクト」の「ひろみらイノベーションスタジオ」について、また、次期センター長の朴先生の挨拶、最後に市川学長の言葉へと続いていきました。

社会が変化する時代の中で、「イノベーション・ブリッジによるひろしま未来協創プロジェクト」に参加してきた学生達がどんなキャリアを進んでいくのか見守っていきたい、との言葉で締めくくりました。 

最後になりましたが、コメントボードは、グラフィック・レコーダーの玉有さんにご協力いただきました。
オープニングからクロージングまでの言葉を拾い集め、文字とイラストにより、ひろみらプロジェクトの5年間がつまったコメントボードが完成しました。

「ひろみらFES」はFINALとなりましたが、ひろみらプロジェクトはカタチを変えて続いていきます!
まだまだ地域とつながっていきますので、これからもどうぞよろしくお願いします!